北朝鮮の核とミサイル問題

G20の際に北朝鮮が放った3発のミサイルは、どうやら精度確認のためと思われる。

おそらく、今まで行われた発射実験の中でもかなり重要な発射実験になっているはずだろう。

その理由は、着弾点がかなり的確になってきている事です。

それ以前までのミサイルは、どこに着弾するかすら判っていなかったほどいい加減な物であり

技術的に未熟である事を証明していた。

しかし、2012年に北朝鮮が単独で打ち上げた「光明星3号2号機」という人工衛星が有り

この衛星の存在は、アメリカ航空宇宙防衛司令部によって確認された為

この時点で、GPS機能を搭載している可能性は極めて高く、その衛星とのGPS機能とのリンクが

今回のG20の際に発射された3発のミサイルで試された可能性はある。


通常、長距離弾道ミサイルは、打ち上げた後に、自力で軌道修正を行うが、

その時に軍事衛星ないし、人工衛星とリンクさせ、座標に合わせて軌道を調整するようになっている。

もちろんミサイルの性能次第では、リンクしても、的確に的を射る事は不可能であるため

その為の技術的な実験は、先進国でも行われてきた。


あえて言うなら、北朝鮮のミサイル計画は、先進国と同じ工程を経て、確実に成長している事になる。

そして、北朝鮮はこれを自力で行ってきたので、韓国が抱えている軍事配備内容とは大きく異なる。

まぁ、韓国の国防はアメリカ依存の為、北朝鮮程の性能能力を自力で開発するのはほぼ不可能である。


何より問題なのは北朝鮮が抱えている思想である。

東アジア圏唯一の反米であり、アメリカを特に敵視している事と、

同胞民族である韓国さえも敵視する事で、自ら孤立政策を敷いている事であるが

完全なる孤立ではなく、1961年には「中朝友好協力相互援助条約」「ソ朝友好協力相互援助条約」を結び

ソ連崩壊後は2000年に「露朝友好善隣協力条約」となっている。

もちろんの事、中国とロシアの間でも同様に「中露善隣友好協力条約」という物が有ります。

この中露と交わしている2つの条約には、この中露朝の3国が他国に戦争を仕掛けられた場合

互いに助け合うという規定しているため、仮に他国が北朝鮮に戦争を仕掛けた場合

中国とロシアは迷わず、北朝鮮を支援するために参戦しなければいけない事態に陥る。

それは第三次世界大戦になるのと同じと言う事になるので、迂闊な事が出来ない

北朝鮮はその条約を盾にし、今回の5度目の地下核実験までも行ったわけである。


もし、これらの中露を絡めた条約が無ければ、北朝鮮は既に国家としては地球上から消滅していただろう。

また、北朝鮮も事実上、他国に戦争を仕掛ける事は出来ないのも実情である。

国力差と戦力差が有り過ぎるため、たとえ核兵器を手にしていても、侵略戦争を仕掛けると

事実上、中露との条約の上では、攻め込まれたら助け合う事になっているけど

勝手に侵略した場合は助ける必要性は書かれていないのである。

実際に、ロシアがウクライナに侵攻した時も、中国が南シナ海、東シナ海に足を延ばしていても

これら3国は、それを支援する軍事行動は執っていない。

外交上の言葉として、支援する、賛成するという表明は行われている。

なので、北朝鮮が勝手に戦争を始めても、中露は手を貸す事は無く、単独で戦い続けなければいけない。


ここで重要な線引きとしては、仮に北朝鮮が韓国に戦争を仕掛け攻め込んだとしよう

これに対し、韓国が防衛線を張り、北朝鮮の侵入を阻止している間は、中露は北朝鮮側で参戦してこない。

しかし、韓国が優勢になり、北朝鮮側に侵攻した場合は、中露が北朝鮮防衛の為に動き出すと言う事である。


だが、この条約には一部、解釈上として、どうなるのか不明な点も有ります。

例えば、他国の兵士が、あるいは航空戦略を用い、北朝鮮の領内に侵入し軍事行動を起こし始めた時は、

中露は必ず条約履行と言う意味で、北朝鮮防衛の為に参戦してくるでしょう。

では、領外からの大量のミサイル攻撃によって、北朝鮮に攻撃を加えた場合、

中露は北朝鮮の防衛の為に動けるのか?と言う疑問が沸きます。

おおよそで、MD防衛戦略を持たぬ北朝鮮は、大量にミサイルを飛ばされたら防衛しきれません。

分析としてミサイル戦略と地上軍を持っている事は既に知れた事ですが、空軍はまともに保有していません。

その理由は空軍パイロットを育成するためには、1人当たり数億円の経費が掛かる上に

戦闘機等は1機だけでも数十億円かかりますので、国家予算レベルで増強する事が不可能なわけです。

防衛用の為のミサイルも、大量に生産できるほどの技術力も財力を抱えていないので、ほぼ無理でしょう。

現状で言えば、地上戦略を用いた攻撃に特化した軍事力を持っているけど、防空能力はほぼ皆無なので

防衛力として核兵器を抑止力の代用にしようとしているのだと思います。


ちょっと余談

北朝鮮の潜水艦保有量に付いて、過去に公表された内容では「78隻」保有している、と公言しました。

北朝鮮の軍人は、あたかも無敵の潜水艦部隊と豪語していたそうですが

ですが、実は、この潜水艦は朝鮮戦争後、直ぐの頃に建造が開始された物が多く

旧式の設計が大半を占めていて、実践力として全く役に立たない代物です。

なので、実戦配備されている数は不明ですが、まともに機能するのはおそらく10隻未満で、

その10隻未満も先進国の潜水艦の性能と比較すると、かなり粗末なものだと思われます。


北朝鮮の問題は、社会体制が変革するわけでもなく、

軍事大国化を推し進める方針だけしか持っていない為、このまま放置して置くわけにも行きません。

かと言って戦争を仕掛けてくるような暴走行為は自滅に繋がるので、動きが取れないのも事実です。

中露との条約が破棄されれば話は簡単なのですが、国連安保理などの目を北朝鮮に向けさせ、

中露の軍事行動が目立たないようさせる効果も有る為、そういう意味で利用価値が有る以上は

中露朝の条約を破棄する事は無いでしょう。

後は、外交戦略で外部からの圧力を加え続ける事と、資源を供給元を絶つ事に徹するしかないでしょう。

周辺国が下手に過剰反応するとそれこそヤブヘビになるかもしれません。


ですが、仮にミサイル発射実験であっても他国に被害を出した場合

それは明らかに戦争行為と見做され、大量のミサイル攻撃で国を全て焦土化させてしまえば終わると思います。

まぁ、5回目の核実験で、世論はかなり過敏に反応していますが

北朝鮮ではウランなどが採掘できないのに、なぜ核兵器が作れるようになったのか?

それは、核のブラックマーケットが世界のあちこちに有る為です。

なので、ブラックマーケットを先に潰す努力しなければ、今後、北朝鮮だけでなく

他の国でも核兵器を作ろうとする動きが出て来るかもしれません。


イランの核問題が有りましたが、イランは自国内でウラン鉱床が存在していますので、自前です。
[PR]

# by zner | 2016-09-10 13:20 | NEWS | Comments(2)  

Skype 接続障害発生中

2016年9月9日21時20分現在

Skypeで接続障害が発生している模様。

追記
接続障害は一部のようでした。

まぁ、毎日どこかで接続障害がポツポツと出ていますのでw
[PR]

# by zner | 2016-09-09 21:20 | その他 | Comments(2)  

Sonyが勝負に出てきました。

SonyウォークマンWM1シリーズ NW-WM1Z
f0043286_21461747.jpg

ウォークマンです。

価格はなんと299.880円

この価格を見て、一見するとびっくりするかもしれませんが、さほど驚くような事ではありません。

日本の製造業は、近年バブル期を彷彿させるような価格設定を出してきている商品が結構あります。

以前、当ブログでも取り上げたCASIOさんの電卓
カシオプレミアム電卓 S100
f0043286_21462017.jpg

Amazonで、32.298円です。

電卓如きに、32.000円???って驚くでしょ?

ZEBRA(ゼブラ) シャーボX TS10
f0043286_21462331.jpg

ペンなどの文房具メーカーのゼブラです。
シャーボ(懐かしいですねぇ~シャーペンとボールペンが一緒になったアレです)

Amazonで最高値を見ると、7.305円・・・・

はははは、笑うしかないでしょw


ですが、これを消費者として「そんな高いの要らない」と言い切ってはいけません。

もちろん、買うか買わないかは個人の自由です。

でも、なぜこんな高いのか?と言う点に着目して下さい。

※これはメーカーが消費者に対し、勝負を挑んでいるんです。

それぞれの企業は長い時間をかけて、いろいろ研究し、改良を加え長所を引き出す努力をしてきました。

これらの企業はその良さを、はっきりと見せたくて、わざとこのような値段を付けて

消費者に勝負を挑んでいるんです。


さて、消費者はこのメーカー側の勝負に対しどうするのか?

仮に、これらの商品を購入した場合

※消費者はメーカーが挑んだ「勝負に勝った(買った)」と言う事になります。

これは別に冗談を言っているわけではなく、ビジネスに於いてはよく使われる言葉です。

特に競り市で使われていました。

ではメーカーは負けたのか?と言うと、消費者に負けた事になりますが、メーカー側は利益を得て

消費者は、勝負に勝った事と、メーカーの長年の研究成果を得て、互いに満足し合える、と言う事を意味しています。

今の日本の企業を応援する意味でもメーカー側のこの姿勢をバカにしてはいけません。

この勝負根性を認めてあげるべきです。

そして、これらの商品を価格を見ただけで否定している人は、

メーカー側の勝負に最初から負けている事になります。

私は、購入していないけど、このメーカー側の姿勢は大歓迎していますし、応援しています。
[PR]

# by zner | 2016-09-08 21:57 | その他 | Comments(2)